からだと体を動かすこと
秋です。こちらは秋をイメージして選んだ色を使った水彩です。割とお気に入り。
マッサージのお仕事では、からだのコリがひどいからほぐしたいというお客さんがたくさんいらっしゃいます。 びっくりするくらい肩や肩甲骨の間がカッチカチで、なんでここまで放置していたんだろう…というケースもちょくちょく見ます。
ヨガの先生が、" Our bodies like to move" , "Our bodies are made to move" とクラス中に何度も口にしていたのを最近よく考えております。 骨や筋肉の大切なはたらきの一つにも、からだを動かすこととありますし、『人のからだは動くものとしててつくられている』というのもなんとなく納得です。
ただ、カッチコチの凝り固まった筋肉に肩甲骨が埋もれてしまっているのを見て、この人の肩は健康的に動くのだろうか。。。なんて思いながら様子を聞くと、デスクワークで座りっぱなしという方が多いです。
本来肩甲骨はざっくり言うと、上下左右に動くものなのですが、そんなカチカチの背中や肩では動きがきっと小さくなってしまっているようにみえます。あまりにも長い時間同じ姿勢でいることでが原因なのでしょうが。
肩という一部分に着目してますが、 からだを動かさないことによって、からだの本来のカタチから離れてしまっている。そう思えてなりません。
'Use it, or lose it'なんてよく耳にしますが、 私達のからだにも当てはまっている。 使うか、失うか。
先日、旦那さまともこれについて話していたのですが、子供の頃は筋肉のコリに悩まされることなんてなかく、たえず遊びまわっていられたのに…今は一日のうちからだを動かせる時間なんて随分限られて、マッサージに行かなきゃーと思うほど筋肉が凝っているのです。
大人になるって体が凝ることかねぇ〜なんて、話してたのですが、実際、仕事や日々の成人としての責任を果たすことって、動作で考えたら、同じ姿勢をとり続ける、または同じ動作を繰り返すことで成され、結果コリに繋がっているので、あり得ないとも言い切れない。
人類の歴史で見たら、車運転して移動する、デスクワークで座りっぱなし、一日中立ちっぱなしなんていう生活は最近のものなのに、基本的な体のつくりは狩りや農耕で生きてた時と同じですものね。。
大昔の人たちが肩こりに悩まされてたのかは置いといて、今、マッサージや指圧などのお店があふれるほどありますが、少し昔はそうじゃなかったはず。
運動することで生活習慣病をふせぐ云々も言われてますが、まずからだを動かさないことによって、その動かすこと自体が難しくなってしまうのだから、まずメインテナンスとしてもとりあえずストレッチするとか、ちゃんと腕を振りながら歩くとか、シンプルにからだを動かすってすごく大事なことです。
日常的に運動する!!なんて大層なことに聞こえますけどね。 単純にからだを動かす。それでいいと思います。そういうふうに人のからだは出来ているのだから。
とかいう私も今パソコンに向かってますし、絵書くときも同じ姿勢撮り続けてるし。今からストレッチします。